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スチレンボードパネルってなに?
こんな人にオススメな記事です!

ライター:
しばた
本日は展示物やお店のPOPなどによく利用されているスチレンボードパネルについて解説していきたいと思います。

岐阜県を中心にご対応!
クラフトです。
今回の看板ブログは
『スチレンボードパネルってなに?』
といったテーマで書いていきたいと思います。
店頭に置かれているPOPや、顔だし看板などに使用されている
スチレンボードパネルついて
『スチレンボードパネルってなに?』
『どんなところに利用されているの?』
といった疑問も出ることがあるかもしれません。
よろしければぜひチェックくださいませ!
街で見かける看板のほぼ全ての製作を賜っております!
ぜひ製作実例もご覧くださいませ!
スチレンボードパネルとは?
まず、スチレンボードパネルがどんな素材か解説していきます。
スチレンボードパネルとは、「ポリスチレンフォーム」というポリスチレンを主原料とした発泡板です。
ポリスチレンフォームは、一般的に住宅断熱材に用いられています。
わかりやすい素材に例えると、発泡スチロールの粒子をもっと細かくして、高密度にしたものになります。
また、発泡スチロールの表面はボコボコしたイメージがあるかと思いますが、スチレンボードはより高密度なので表面は滑らかです。
スチレンボードは、発泡スチロールと同様に湿気などに弱いので、主に屋内で利用されます。
スチレンボードパネルの特徴
スチレンボードの特徴は、「軽量」・「低コスト」・「加工がしやすい」の3つが挙げられます。
詳しく解説していきましょう。
1.軽量
スチレンボードは材質としては発泡スチロールと同じであるため、軽量な素材です。そのため、店舗の吊り下げ看板やフォトパネルなどにもよく用いられています。
2.低コスト
スチレンボードは一般的に看板に多く使用されているアルミ複合板に比べ、安価に製作をすることができます。 このように価格に関しても低価格な素材であることから、DIY素材としてもよく利用されています。
3.加工がしやすい
スチレンボードはその材質から、カッターナイフでもカットが可能です。一般的なカッターナイフでもカットが可能なため、自宅でDIYをする際にも扱いやすい素材です。 ただし板厚が分厚くなればなるほど、刃を一度通すだけではカットできないため切断面がガタガタになってきれいに仕上がりにくいです。大量にカットする場合や仕上がりの精度を上げるには、専用の裁断機を使用することをおすすめします。
スチレンボードパネルの種類
スチレンボードパネルには、主に「素板タイプ」・「紙貼タイプ」・「糊付タイプ」の3種類があります。
素板タイプ

素板はその名のとおり、加工していないポリスチレン(スチロール)そのもののことです。 加工がされていないため、看板の芯材として利用されることは少なく、スチロールはそのまま模型の材料や、素材を生かした反射板などに使用されることが多いです。 また、メーカーによって発泡させる量が異なり、スチレンボードパネルの固さに違いが出てくるため注意が必要です。
紙貼タイプ

紙貼りは、素板の両面を挟みこむように紙が貼られたスチレンボードパネルのことで、素板よりもやや強度に優れています。 素板と同様に、紙貼りは糊合成紙や光沢紙などの糊付きのメディアを貼り付けて、POPなどに使われることが多いです。 なお、紙の種類によっては直接ペンやマーカーで書き込むことができますが、印刷会社によって特徴が異なります。また、防炎剤が入っていて、防炎加工が義務付けられている場所でも使える、防炎シール付きのスチレンボードパネルを取り扱っているメーカーもあります。
糊付タイプ

のり付きのスチレンボードパネルには片面粘着か両面粘着かの2種類があります。あらかじめ粘着が付いているため、素板や紙貼りのように接着剤でスチレンボードパネルが汚れてしまうこともありません。そのため、POPや看板などを自作で用意したい場合には、のり付きのスチレンボードパネルが適していると言えます。
どんなところに利用されているの?
看板の芯材として幅広く利用されているスチレンボードパネルですが、主にどんな場所に利用させているのでしょうか?
施工事例とともに見ていきましょう
等身大パネル
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室内イベント店内入り口やなどによく置かれている等身大パネルや商品パネル
スチレンボードは加工がしやすいので、様々な形のパネルを製作することが可能です。 展示パネル
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展示会や展覧会で使用されているパネル
スチレンボードはとても軽量なので設置がしやすく、短期のイベントや展覧会によく利用されています。
このようにスチレンボードは軽量で、加工がしやすく様々な形にすることができるので、室内イベントや展示会などに利用されることが多いです。
その反面、湿気や温度変化に弱く、反りやすい性質を持っているため、屋外や長期での利用はおすすめしません。
フレーム加工について
先ほど、スチレンボードは湿度や温度変化に弱く、反りやすい性質を持っていると説明しましたが、その対策の一つとしてフレーム加工があげられます。

フレーム加工とは、スチレンボードにフレームを付ける加工のことを指します。
フレーム加工をするメリットとしては
1.反りを防ぐことができる
フレームを付けることにより、ボードを湿気などから守ることができるため、ボードが反ってしまうのを防ぐことができます。 したがって長期でパネルを使用したい場合は、フレーム加工をおすすめしております。
2.設置がしやすくできる
フレーム自体に、壁などに取り付け可能なフックがついている場合、お客様ご自身でも設置していただくことが可能です。 なので、様々な場所で開催するイベントや、お客様ご自身で設置したい場合などにもおすすめです。
3.装飾にもなる
フレームには、アルミ製の物から木製のものまで様々な種類のフレームがあり、フレームの種類によって雰囲気を変えることもできます。
という点があげられます。
なので、長期に渡ってスチレンボードパネルを利用したい方や、ご自身で設置したいかたなどにおすすめです。
弊社ではスチレンボードパネルの製作はもちろんフレーム加工も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
ここまで、スチレンボードパネルについて解説させていただきました。
スチレンボードパネルは、軽量・低コスト・加工がしやすい良い点が多い反面、湿気や温度変化に弱く、反りやすい性質を持っているので基本的には室内利用が多く、長期利用には向かないということが分かりました。
なので、長期間利用したい場合は、フレーム加工を施し、スチレンボードパネルを湿気や温度変化から保護することで、長持ちさせることが可能になります。
クラフトではスチレンボードパネルのデザインから製作、施工まで幅広く承っております。